于惇③

安体落死

 于禁という男が曹操の元に加わったのは、黄巾党の残党狩りの最中に鮑信が死んだ後であった。それは両陣営の兵士たちの死体がよく見える戦場であり、よく積み上がっていた。この辺りには鉄と死の匂いで充満している。上を見れば、広い空があるというのに。 …