おかんと銅鑼
おかんと銅鑼「すまん、今夜は孟徳の家に泊まることになった」「はい、分かり……えっ?」ある冬の夜だった。先程まで寝間着を着ていた夏侯惇はスマートフォンを見るなり、すぐにセーターを着てジーンズをはいてコートを羽織ると、リビングに居る于禁にそう伝…
于惇SS(現パロ)
独りより二人
独りより二人夕方を過ぎた頃だろうか。リビングで夏侯惇は休日だというのにスーツを着ていたが、あとはジャケットを羽織るだけだった。だがなぜ休日にスーツ姿なのだろうか。その理由は大学時代の友人に昨日、突然にディナーに誘われたからだという。人数は夏…
于惇SS(現パロ)
魚について
魚についてある休日の昼間、二人は揃って休みだったので駅前の水族館へと来ている。やはり世間でも休日なのもあってか客の数が多かったが、入場の際にそこまで並んで待つことは無かった。「しかし珍しいな。お前から誘ってくるとは」二人は普段着姿だが手を繋…
于惇SS(現パロ)
体温
体温二人は性行為の後、サイドランプを点けたまま横に並んでうつ伏せになり、シーツを腰のあたりまでかけていた。肩を密着させて夏侯惇は両肘をついている。于禁は片側の肘をつく。もう一方は、夏侯惇の腰を片腕で抱いて少し縋る形になっていた。今日の性行為…
于惇SS(現パロ)
喧嘩はほどほどに
喧嘩はほどほどによく晴れた朝だった。目覚ましが鳴り、約二秒後に于禁は目を覚ます。静かに上体を起こして隣を見ると、夏侯惇はまだすやすやと眠っているので于禁は微笑んだ。だがその直後に気付く。于禁は昨夜の性行為で、夏侯惇の体の至るところにたくさん…
于惇SS(現パロ)
おっぱい揉む?
おっぱい揉む?「毎日俺より忙しいのだな」ある平日の夜。日付が変わった頃に于禁はヘトヘトになりながら会社から帰宅すると、リビングのソファーに珍しく座り込んでいた。なので既に帰宅していて、いつでも寝られる状態の夏侯惇は労るようにそう言う。「はい…
于惇SS(現パロ)
この悪夢から引き摺り出して
この悪夢から引き摺り出して深い夜だった。外からは強い雨風の音がよく聞こえる。そのせいで夏侯惇は目が覚めたのか、瞼を上げる。そして上体を起こし、少し捲れていた寝間着を直す。サイドチェストにあるスマートフォンで時間を確認すると、早朝と呼ぶにはま…
于惇SS(現パロ)
きちんと動きましょう
きちんと動きましょう年の瀬だった。数日は二人揃っての連休で、夏侯惇は連休初日だが朝食後に寝間着姿のままでリビングのソファーに座っている。その上に寒いのか、上着のように着れる毛布を羽織っていた。部屋に暖房はついているが。「お前は寒くないのか?…
于惇SS(現パロ)
夜の食事
夜の食事ある深い夜のことだ。夏侯惇が既に寝静まっている時間帯に、于禁はその時間に帰宅した。静かに家に入ると、音を極力立てずにすぐにシャワーを浴びる。そして寝間着に着替えて寝室に入ると、夏侯惇の寝息と自身の体内の様々な音だけが聞こえた。サイド…
于惇SS(現パロ)
充電
充電ある深い夜のことだ。夏侯惇が既に寝静まっている時間帯に、于禁はその時間に帰宅した。静かに家に入ると、音を極力立てずにすぐにシャワーを浴びる。そして寝間着に着替えて寝室に入ると、夏侯惇の寝息と自身の体内の様々な音だけが聞こえた。サイドラン…
于惇SS(現パロ)
近い誓い
近い誓いある夜のことだ。寝室には照明は点いておらず、ほぼ真っ暗だ。その中で性行為が終わり、二人で向かい合わせになって気怠そうにベッドに横になっていた。「夏侯惇殿……」于禁は手探りで夏侯惇の両手を探すと、それを握る。「どうした?」性行為中に互…
于惇SS(現パロ)
無自覚な犬
無自覚な犬「お前は犬のようだな」ある朝のことだ。二人は出社する支度を終え、玄関に向かったところだった。そこで夏侯惇は何も前触れも無く、そう于禁に言った。だが言われた本人はどういうことか分からないので聞き返す。「私が犬のようですか?」「あぁ……
于惇SS(現パロ)